顔がほてったように赤く見える赤ら顔の原因は様々なものがありますが、
スキンケアを変えても、薬をぬってもなかなか改善しない。
そんな原因不明の赤ら顔の症状の方は「レーザー治療」を選択肢として取り入れてみてもいいですね。
一言にレーザー治療と言っても、内容や金額も様々です。
ダウンタイムがあるため、仕事に支障をきたす場合もあれば、一回ではなく、継続治療が必要なものもあるので、メリットやデメリットを事前に把握することがとても重要になります。
ここでは、赤ら顔の人対応のレーザー治療内容と知っておくべき相場価格をご紹介いたします。
事前に治療の詳細を確認した上で、しっかりと自分のプランを立ててから治療を始めましょう。
目次
1. 赤ら顔とは
赤ら顔とは、顔がほてったように赤く見える肌の状態のことです。
その原因は、大きく分けると
- 肌トラブルによるもの
- 体質によるもの
- 原因が特定できないもの
に分けられます。
1-1. 肌トラブルによるもの
肌トラブルによるものには
- 皮脂過剰・・・皮脂が過剰に出やすくなっている部分の肌に赤みが帯びてくる
- 肌乾燥・・・肌がカサつく、かゆみがあるなど、肌が乾燥し敏感な状態になっている部分が赤みを帯びてくる
- ニキビ・・・ニキビが一番悪化した赤ニキビの状態や、ニキビ跡の色素沈着部分が赤みを帯びている
などが挙げられます。
例えば、
皮脂過剰は、もともとの肌質の影響もありますが、食べ物にも大きく左右されます。
揚げ物や甘いものの摂りすぎは、過剰ない皮脂を誘発する場合があるので、食べる場合には週一回程度に抑えることが必要です。
肌乾燥は、季節によるもの、保湿不足、ピーリングのしすぎなどが考えられます。季節の変わり目は、“ゆらぎ肌“という肌状態になり、いつも以上に肌が敏感になりますので、敏感肌用のスキンケアに変えることが必要です。
また、保湿不足の肌は、しっとりタイプの化粧水に切り替える、もしくはコットンパックで肌にしっかりと水分を入れ込むことで対応できます。肌に入れ込んだ水分が逃げないように、仕上げにクリームで蓋をすることがポイントです。
ピーリングは、肌の余分な角質を取ることで、ツヤのある肌を作ることができる反面、やりすぎることで、ビニール肌のような角質が剥がれ、キメがなくなった肌状態になることもあります。肌の潤いを保つためにも、一週間は間隔をあけておこなうようにしましょう。
ニキビやニキビ跡による赤ら顔については、肌状態に合わせたスキンケアを選ぶ必要があります。
ただ、ひどい症状だと原因の特定が必要な場合がありますので、自己判断はせず、まずは皮膚科に相談するのをおすすめします。
1-2. 体質によるもの
体質によるものは、食事や精神的な影響も大きく関係している場合があるため、間違ったセルフケアで、悪化する場合があります。自己判断をするのではなく、まずは専門医にアドバイスをいただくことをおすすめします。
1-3. 原因が特定できないもの
原因不明の赤ら顔や、スキンケアを変えても断食をしても、皮膚科に行って薬を飲んだり塗ったりしても、全然効果がない。
そんな方が、最後の選択肢としてレーザー治療を検討されるようです。
赤ら顔の原因について詳しい記事はこちら
→【医師監修】赤ら顔の治し方!9つの赤ら顔タイプ別改善方法をご紹介
2. レーザー治療を受ける前に知っておきたいメリット・デメリットとは?
レーザー治療をする際には、美容外科やクリニックのホームページをご覧になる方が多いと思います。
施術前、施術後の肌の変化やお客様の声も掲載されているので、肌改善に期待に胸を膨らませる方も多いと思いますが、いいことばかりではありません。
レーザー治療をする際には、メリットもありますが、デメリットがあるということも知っておく必要があります。
2-1. レーザー治療のメリットとは
- 即効性の高さ
- ピンポイントで改善できる
✔即効性の高さ
レーザー治療の一番のメリットは、即効性の高さです。状況にもよりますが、1回目から症状の改善が見られる場合もあります。
✔ピンポイントでの改善
気になる赤い部分だけにレーザーを照射するため、他の皮膚を傷つける心配がありません。肌深部の根本原因を治療することが可能です。
2-2. レーザー治療のデメリットとは
- 自分の思い描いているような効果がでない場合もある
- レーザーの種類によっては、金額や回数など、長期的で高額になる場合もある
- ダウンタイムで仕事に影響が出る場合がある
- 肌への負担がないわけではない
- レーザーの種類や病院を選ぶのが難しい
✔自分の思い描いているような効果がでない場合もある
みなさんが一番気にしている問題だと思いますが、
「効果がある」という判断基準は人それぞれです。
特にレーザー治療は、1回で効果が出るものもありますが、目に見えて変化が現れるのが、5回目以降だとも言われています。
そのため、クリニックや美容外科のレーザー治療には、5回10回といった金額の設定がされているところが多いのです。
実際にこんな質問もあるようです。
Q:Vビームで赤ら顔が治らなかった人いますか?
A:人によって効果に違いが出るそうです。皮膚科で10回くらいしないと効果は期待できない。効果が期待できても継続しなければならないと言われました。
(ヤフー知恵袋より引用 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1023823365 )
赤ら顔でVビーム3回失敗しました
(高輪スキンクリニックさんへの相談より引用 http://www.takanawabihada.jp/article/14605632.html )
✔レーザーの種類によっては、金額や回数など、長期的で高額になる場合もある
赤ら顔がレーザーで本当に改善するかはやってみないとわからないというのが本当のところです。1回で効果が出る場合もあれば、10回やっても期待どおりの肌に改善しない場合もあります。
赤ら顔のレーザー治療は、1回で1万円前後のものが多いようです。
ただ、施術後の写真は、5回目、10回目の画像を使用しているものが多いので、1回で効果が出ると期待せず施術前に金額や回数を確認することは必須です。
✔術後のダウンタイムで仕事に影響が出る場合がある
レーザー治療をする際には、術後のダウンタイムや化粧不可の期間があるので注意しましょう。治療の影響で、肌にかさぶたができたり、化粧することができなかったりと仕事に影響が多いのもデメリットのひとつです。
レーザー治療を受ける際には、何日くらい肌に影響があるのかを事前に確認し、長期の休みなどを利用して受ける必要があります。
夏休みやお正月前の時期は、クリニックや美容外科自体も混みやすくなるので、受けたい方は事前にスケジュールを立て、早めに予約をしておくことをおすすめします。
✔レーザーの種類や病院を選ぶのが難しい
赤ら顔改善のためのレーザー治療にはいろいろな種類があります。
施術後の声や、口コミを掲載しているクリニックや美容外科のホームーページだけを見て判断するのではなく、まずは、自分の肌に合う治療は何なのか、実際に事前カウンセリングしてもらってからレーザー治療を行うのが一番確実です。
またカウンセリングをした上で、1回目を体験料金として安く設定してあるところが安心です。初回でコースを組まされ、高額なコースを提示されるクリニックや美容外科もないわけではありません。
たとえ、自分の肌に合っている治療とカウンセリングされても、ダウンダイムなどで仕事に支障があるため、続けてレーザー治療を受けられない場合もあります。
きちんと治療スケジュールや金額、回数など明確に提示してくれるところ、アフターフォローも付いているとろが安心です。
また、HPに記載してある口コミや治療後の写真に惑わされないよう注意する必要もあります。驚くほど赤ら顔が改善したという喜びの声や施術後の写真もあると思いますが、疑わしい口コミや写真があるのも事実です。
3. クリニックのレーザー治療を比較
※赤ら顔を治療しているクリニックをランダムに10クリニック抽出し、施術の平均値をだし、それを相場価格と定義
4. まとめ
改善が難しいとされる赤ら顔。赤みのないきれいな肌を手に入れるために、レーザー治療は速攻で赤ら顔を改善できる有効な方法ではありますが、デメリットがあるのも事実です。
お得で安全な方法は、まず事前カウンセリングや体験治療、化粧品でいうサンプルのようなお試し価格の治療を受けてみること。その治療に納得できたら、自分のプランで始めてみるのがいいですね。
ただ、レーザー治療で赤ら顔が全て解消できるとは限らないので、レーザージプシーにならないように注意が必要です。