夜はもちろん洗顔しているけど、朝は洗顔すべきかどうなのか悩みますよね。
夜は寝ているだけだから、朝起きた時の肌は清潔だと思われている方も非常に多いですが、実は結構汚れてしまっているんです。
寝ている間にも、空気中の雑菌やホコリ、肌から分泌された皮脂汚れなどが付着し、朝洗顔をしないでそのままにしてしまうと肌トラブルを引き起こす原因にも。
そのため、朝洗顔を行うということは重要なのです。
そして、朝洗顔で洗顔料を使用するか、使用しないか?
これは肌状態によって異なります!肌状態によっては洗顔料を使用することで肌トラブルを招く要因になってしまうこともありますし、逆に状態を悪化させてしまうことにもなるんです。
この記事では肌状態によって違う洗顔についてを解説していますので、朝洗顔についてお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1. 朝洗顔は絶対にすべき
なぜ朝洗顔をすべきなのか、その理由は夜寝ている間でも肌は汚れてしまうからです。
夜はスキンケアをして寝るだけなのになんで汚れるの?と疑問をお持ちの方は多いと思いますので、詳しくご説明しますね。
就寝後の肌には、寝ている間にかく汗や空気中のほこり、汚れなどが付着したり、皮脂などのたくさんの汚れがついているんです。
そのため、朝はこれらの汚れを落とすために、洗顔をするのは必須です。
洗顔を行うことで、朝行うスキンケアがしっかりと肌に浸透しやすくなりますので必ず洗顔を行うようにしましょう。
1-1. 朝洗顔料を使用するかどうかは肌状態による
朝洗顔を行うことは必須とお話しをしましたが、洗顔料を使用するかどうかは、肌状態によって変わります。
そもそも洗顔料は、肌に付着したホコリや汚れ、皮脂などを洗い流すための化粧品です。
洗顔料で落とす汚れは、朝と夜で変わりませんが、肌にとって余分なものの量が圧倒的に違います。
朝の洗顔時は、寝ているときに分泌された皮脂や、付着したホコリを取り除くのが目的ですが、日中より多くの汚れがつく環境でもありません。
そのため、肌状態によっては洗顔料を使用するか使用しないべきかが変わり、乾燥肌の場合、洗顔料を使用せずにぬるま湯で洗い流す程度でも十分なのです。
しかし、皮脂分泌が過剰な肌は、ぬるま湯で洗い流した後もベタつく感じがしてしまうなど、皮脂を洗い流しきれない方もいるため、洗顔料を使用する必要があるのです。
2・3章では肌タイプ別の洗顔について解説しています。
2. 乾燥肌・敏感肌は洗顔料は使用しない方が良い
乾燥肌や敏感肌は、肌のバリア機能が低下し乾燥しやすいため、肌の水分量がもともと少ない上に、皮脂の分泌量も少ない肌状態です。
そのため夜寝ている間に分泌される皮脂量も脂性肌に比べると非常に少ないのです。
朝洗顔時ね、洗顔料を使用してしまうと、ただでさえ少ない皮脂が洗顔料によって洗い流されてしまい、ますます肌が乾燥してしまいます。
乾燥肌・敏感肌は朝の洗顔時は洗顔料は使用せず、ぬるま湯で洗い流しましょう。
2-1. 朝洗顔で洗顔料をやめるだけで肌質改善されることも
洗顔料は、使用されている成分によっては脱脂力が非常に強いものもあり、使用することで肌に必要な皮脂まで落とし、乾燥を引き起こす場合があるのです。
実際に、乾燥肌で毎朝洗顔料を使用していた方が、洗顔料の使用をやめたら一気に肌の乾燥がやわらぎ、肌質自体が変るということもあるのです。
また、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうと、乾燥してしまった肌が肌自体を守ろうと、さらに過剰に皮脂を分泌してしまうことがあります。
これによって、綺麗に洗顔したはずの肌が、時間の経過とともにベタつきを感じるなんてこともあるのです。これらを考えると、ますます乾燥肌・敏感肌の朝洗顔は水だけで洗顔をした方が良いと思えますよね。
3. 脂性肌・ニキビ肌は洗顔料を使用すべき
テカリやすい脂性肌やニキビ肌は、朝洗顔時に洗顔料を使用するのがおすすめです。
脂性肌は、夜寝ている間でも肌から分泌される皮脂量が多くなりがちです。そのため朝起きると顔がテカテカになっているとお悩みの方は多いと思います。
この過剰に分泌されている皮脂は、ぬるま湯のみで洗い流すのは難しく、どうしても肌に残ってしまいます。
流しきれなかった皮脂が肌に付着したままでいると酸化し、肌に負担になったり、毛穴を詰まらせてニキビができたり悪化してしまうことがあるのです。
そのため、脂性肌やニキビができやすい肌の方は洗顔料を使用しての洗顔がおすすめなのです。
3-1. 朝洗顔で使用するのは低刺激・保湿効果があるもの
朝洗顔で洗顔料を使用するといっても、夜使用している洗顔料をそのまま使えば良いわけではありません。
朝洗顔で使用する洗顔料の2つのポイントは、「低刺激」・「保湿効果」があるものです。
低刺激で肌に負担をかけない
洗顔料には界面活性剤という、種類によっては肌に負担となる成分が多く含まれています。
そのため、1日2回も洗顔料をすれば、その分だけ肌に負担もかかってしまいます。
なので、できるだけ肌に負担をかけにくい低刺激処方の洗顔料がおすすめです。
特に避けたいのが、パラベン・アルコールです。それ以外にもなるべく添加物の少ない、肌に優しい洗顔料を選ぶようにしましょう。
保湿効果で肌の潤いを残してくれる
洗顔料は洗い流してしまうものなので、保湿成分が入っていても全く意味がないと言われていることもありますが、洗顔料に保湿成分入っていることで、洗顔後の乾燥がしにくく、つっぱりにくいというメリットも。
また、保湿成分が入っている他にも、使用している界面活性剤が化粧水や乳液などのスキンケアに使用されている界面活性剤で、肌に必要な皮脂を残してくれる効果があるものもあります。
朝洗顔で使用する洗顔料はこの2つのポイントを抑えたものを選ぶようにしましょう。
3-2. 乾燥肌の大人ニキビは例外
脂性肌・ニキビ肌は洗顔料を使用するのがおすすめとご案内しましたが、ニキビ肌といっても肌タイプは様々ですので、乾燥肌だけれどもニキビができている方は例外です。
乾燥肌でニキビができている方は、2章でご紹介したように洗顔料は使用しない方がおすすめです。
20歳を超えて大人になってからできる「大人ニキビ」は皮脂の過剰分泌が原因ではなく、ストレスや生活習慣の乱れなどが原因となってできるため、乾燥肌の方でもニキビができるのです。
そのため、乾燥肌なのにニキビができている方が、毎朝の洗顔で洗顔料を使用してしまうと、より乾燥を悪化させてしまい、さらにニキビができてしまう原因にもなるのです。
ニキビ肌でも乾燥肌の方は、洗顔料の使用は避けましょう。
4. 朝洗顔にも使用できるおすすめの洗顔料5選
朝の洗顔は、夜に行う洗顔ほど肌が汚れていない状態のため、使用する洗顔料は、肌に負担がかかりにくい低刺激処方の洗顔料がおすすめです。
そこで4章では、朝洗顔にも使用できるおすすめの洗顔料をご紹介させていただきます。
ドラッグストアなどでも手に入るプチプラの洗顔料もリサーチを行いましたが、朝洗顔におすすめできる洗顔料は見つけられませんでした。
筆者がおすすめできるポイントについても記載し、厳選した洗顔料をご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
4-1. 白漢しろ彩/シルキーウォッシュ
美容液成分たっぷり配合!潤いたっぷり洗顔バーム
価格:3,250円(税抜)
内容量:100g
無添加成分:パラベン・エチルアルコール・香料・着色料・鉱物油
肌に必要な潤いを残しながら洗顔ができる美容液洗顔料です。テクスチャーもやわらかなバームなので肌に負担をかけず、洗い上がりもしっとり。
洗顔料にしては珍しいセラミドを贅沢に2種配合しているので、洗顔後にツッパリ感を感じることがありません。低刺激処方で作られているので、全肌タイプの方におすすめです。
4-2. マナラ/モイストウォッシュゲル
朝専用の洗顔料!毛穴の黒ずみもケアできるゲル洗顔料
価格:3,200円(税抜)
内容量:120ml
無添加成分:合成香料・着色料・鉱物油・エタノール・パラベン・石油系界面活性剤
カプセル化パパイン酵素が毛穴汚れをすっきり落とし、アーチチョーク葉エキスが毛穴をケアする、朝用の美容液洗顔料。
コラーゲンやヒアルロン酸、オリーブ油、スクワランなどの美容成分を97.5%配合。洗浄成分を一切配合せず、美容成分が汚れをやさしく包んで落し、しっとりモチモチとした洗い上がりです。
4-3. 世田谷コスメ/ライスコンディショニングウォッシュゲル
ライスセラミドベースの朝用ゲル洗顔!
価格:1,800円(税抜)
内容量:225ml
無添加成分:鉱物油・パラベン・エタノール・旧指定成分・合成香料・着色料
肌のバリア機能を高めて整えるライスセラミド成分の他、ヒアルロン酸やオレンジ油・ローマカミツレ油など厳選した美容保湿成分をたっぷり配合し、潤いのある肌に整えます。
肌にのせるとローションに変わり保湿成分が浸透し、洗顔後は美容液をつけた後のようなしっとり。心地良い柑橘系精油の香りがします。
4-4. CeraVeil/スキンウォッシュ エクストラ
コスパ抜群!かずのすけプロデュースの低刺激洗顔料
価格:1,667円(税抜)
内容量:250ml
無添加成分:着色料・香料・鉱物油・アルコール・パラベン・旧指定成分
低刺激なアミノ酸系界面活性剤をメインに配合し、敏感肌に配慮し洗浄力を絶妙に落としたボディー・洗顔併用のスキンウォッシュ。低刺激の界面活性剤を配合し、肌への負担をかけずに使用できます。
出来るだけ泡立てネットを使用して泡立てるのがおすすめです。
4-5. ヴェレダ/モイスチャー クレンジングミルク
日本限定商品!濃密オーガニッククレンジングミルク
価格:3,000円(税抜)
内容量:100ml
無添加成分:記載なし
日本処方のうるおいクレンジングミルクで、しっかりメイクもきれいに落とせて、肌への優しさとスキンケア効果を重視されています。
オーガニックホホバ油*など、美容効果の高い植物オイルをたっぷりと配合しているので、クレンジングではありますが、朝の洗顔やメイクをしていない時の洗顔料としても使用できます。
清々しいフローラルシトラスの香りです。
5. 朝の正しい洗顔方法
朝洗顔をする際にこんな方法で洗ってはいませんか?
- 冷水で引き締めながら洗い流す
- 汚れを落とすためにグイグイ擦っている
実はこれらの方法は、肌に摩擦や乾燥など肌にストレスを与えてしまうやり方なのです。
特に冷水のみですすぐと、皮脂汚れが落ちにくいだけでなく、毛穴が締まってしまうため、その後の化粧水などが肌に行き渡りにくくなる原因となってしまいます。
朝洗顔を正しく行うポイントを解説させていただきます。
5-1. 洗顔するときは32度程度のぬるま湯
洗顔する時の湯温は、肌に触れた時に少しひんやり感じる32度程度のぬるま湯でやさしくすすぎましょう。
冷水や熱すぎるお湯ですすぐのはNG。
冷たすぎるすぎる水での洗顔は肌に刺激になってしまい、熱いお湯は肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため乾燥しやすい肌になってしまいますので湯温にも注意しましょう。
5-2. 擦らずやさしく肌に触れる
洗顔する際の力加減は、肌が動かないやさしい力加減が理想です。
皮脂などのヌルヌル感をしっかりと洗い流すために、強めに擦っている方もいますが、「擦る」という行為は思っている以上に肌に負担を与え、刺激になります。
とにかくやさしく肌に触れるということを意識しましょう。
特に頬は面積が広いため、うっかり勢いよく触れてしまいがちなので気をつけましょう。
5-3. 洗顔直後すぐに保湿する
洗顔をしてすぐにスキンケアしていますか?
朝はお忙しいという方も多いため、洗顔した後スキンケアは後回しになっている方がいらっしゃいます。
ですが、洗顔直後の肌は実は非常に乾燥しやすい状態ですので、時間を開けずにすぐに保湿をしましょう。
保湿をするポイントは、化粧水をたっぷり浸透させて、なじみきってから、乳液またはクリームで保湿をしましょう。
6. まとめ
朝洗顔の際、どうやって洗顔すべきかご理解いただけましたか?
筆者自身は真冬は乾燥しておでこや鼻が皮むけしてしまうくらいの乾燥肌なので、朝は洗顔料は使用していません。
朝洗顔料を使用しなくなったのは十年以上前からですが、朝に洗顔料を使用しないから肌荒れしたということは一度もありません。
むしろ洗顔後の乾燥がやわらぎ、メイクのノリは良くなっています。
朝洗顔で洗顔料を使用するか、使用しないかは肌状態によって異なるので、一概には言えませんが、個人的には女性で30代以降の方であれば、朝洗顔時の洗顔料は不要でいいのではと思っています。
加齢によって肌の水分量・皮脂量は減少していくので、洗顔料を使用しなくてもぬるま湯程度で十分ではないかと思うからです。
毎朝洗顔料を使用していて、乾燥しているとお悩みの方はぜひ一度、脱朝洗顔料を試してみてくださいね。
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