ニキビ・吹き出物・炎症などの赤み・乾燥してカサつくなどの肌荒れは、女性にとって大きな悩み…。
お気に入りのファッションでおしゃれをしても、メイクがうまくのらないしくずれやすいなら、それだけでテンションも下がってしまいますね。
もちろん、薬で治す・スキンケアという外側からのアプローチも大切ですが、事実、根本的に重要なことは、「肌は食べた物からできている」ということです。
そこで、美肌に必要な栄養素を積極的に摂取して肌荒れを食べ物で改善・対策する、からだのなかからキレイをつくる “インナービューティ”に徹底的にフォーカスしてみました。
今回の内容のひとつ、またより多くを実践すれば、今の肌荒れ悩み解消、さらに美肌キープを目指せるようになります!
さっそく、肌荒れに効果的な摂取したい食べ物・厳選食材スペシャルレシピなどを中心に、サポートする立場から即効性が期待できるサプリやドリンクも紹介していきましょう。
目次
1. 肌荒れの大きな原因は約1か月前の食生活
ズバり!現在の肌荒れの大きな原因として、約1か月前の食生活の乱れに関係があります。
その理由は、1か月程度の周期で新しい皮膚に生まれ変わるターンオーバーのメカニズムから明白です。
季節の変わり目の温度変化や、空気の乾燥などに影響を受けることもありますが、現役皮膚科専門医などの多くが、肌荒れは食べ物との関連が深いということを述べています。
新しい皮膚のもとになるタンパク質の摂取不足に対し、その一方動物性・植物性脂肪や、腸内環境の悪化をうながす食材の摂り過ぎなどが新陳代謝の低下をまねき、老廃物が少しずつ体内にたまることに…。
すると
- 保湿力の低下による乾燥や粉浮き肌
- 炎症などの赤み
- 吹き出物やニキビ
などの肌荒れの発生につながります。
1-1. 肌は食べた物からつくられる、おもな成分はタンパク質
美肌をキープするために覚えておきたいのは、「肌は食べた物からつくられる。おもな成分はタンパク質」ということ。
赤ちゃんはお母さんのおなかのなかで1つの細胞から少しずつ皮膚や臓器の形成をともないながら、人間の形に成長していきます。その原料は、お母さんが食べたり飲んだりした物です。
そして、生まれてから育っていく過程でも、食べ物によって肌面積や身体は大きくなり、大人になっても皮膚は常に新しい細胞に生まれ変わりながら変化しています。
肌荒れ改善・対策に、薬・高級基礎化粧品・専用グッズで外側からケアすることも大切ですが、実は、肌細胞を作りだす「食べ物によるインナーケア」に着目することが重要です。
では、具体的にどのようにしたらよいのか、次の項目でくわしくお伝えしましょう!
2. 食べ物で肌荒れを改善する5つのポイント
肌荒れを改善するために、食生活で意識したい大切な5つのポイントを以下に紹介していきます。
肌のもとになるタンパク質がどの食品に多く含まれ、1日・1食あたりどれほど摂取したらよいのか、また、美肌をキープするためにおすすめの食品などを内容ごとにまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
2-1. point1│1日にタンパク質50g摂取を、1か月続ける
1日に必要なタンパク質を摂取することを1か月しっかり続ければ、肌のハリ・ツヤ・保湿力アップなど何か良い実感を得られるはずです。
厚生労働省が推奨する18~ 49歳の女性に必要な1日のタンパク質は50g、1食当たり約17g。以下に、タンパク質17gを満たすおもな食品の量の目安を記載します。
- 鶏皮なし生むね肉2/3枚(約85g)
- 鶏皮つき生もも肉1枚(約100g)
- 牛肩ロース生赤肉約85g
- 豚ロース生赤身肉75g
- 生鮭薄切り1切れ約85g
- 生マグロ赤身約70g
- 生卵Mサイズ約1.5個
- 木綿豆腐3/4約丁(約250g)
- 豆乳約450ml
- 納豆2パック約100g
- 牛乳約500ml
- ヨーグルト約450g
- チーズ60g
以上が代表的な食材ですが、ニキビや吹き出物などが生じている場合には、乳製品が含む脂肪がさらに悪化させるリスクがあるため控えましょう。
からだの機能を正常に保つためには、ごはんなどの炭水化物、野菜や海草類による各種ビタミン・ミネラルとのバランスのよい摂取が必要です。
新陳代謝・腸内環境・血行を整え、はじめてタンパク質が新しい健康な肌を作り出す効果が発揮できます。
参考:日本人の食事摂取量基準(2015年)の概要P.8・文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)第2章-11肉類・10魚介類・12卵類・4豆類・13乳類
即行活用!コンビニにあるタンパク質を多く含む食べ物
自宅・会社・利用駅の最寄りのコンビニエンスストアにも、肌荒れ改善・対策、美肌を目指す商品がたくさんあり、これを活用しない手はありません!
以下に最大手7Eコンビニで販売している、タンパク質を豊富に含むおすすめ商品を紹介します。ほかの大手FMコンビニ店舗でも類似商品を取り扱っています。
チルド惣菜:肉編│良質な動物性タンパク質が豊富な商品
- サラダチキン(プレーン) 価格:198円(税抜) ・内容量115g
うす塩味のからだに良いタンパク質源である蒸した鶏むね肉。店舗により、スモーク・ハーブ味・ガーリックペッパー・タンドリータイプもそろっている人気商品です!
チルド惣菜:魚編│動物性タンパク質豊富、皮はフィッシュコラーゲンを含む
- 銀鮭の塩焼き 価格:278円(税抜)・1切れ
大豆製品│植物性タンパク質豊富、女性ホルモンに似たイソフラボンを多く含む
- 北海道産大豆100%使用(小粒納豆) 価格93円(税抜) ・ 内容量:45g× 3パック
- 国産木綿豆腐 価格:100円(税抜)・ 内容量:150g×3パック
画像引用元・参考サイト:セブンプレミアム・セブンプレミアム向上委員会
2-2. point2│主食を玄米に変えるだけで美肌効果大!
食べ物で肌荒れ改善・美肌を目指すなら、まず主食を変えることがもっとも効果的!
1日の食事摂取量の約3割を占めることから、これだけで肌荒れ解消やハリ・ツヤアップが期待できます。
精米された白米では、表面をおおう褐色の部分や胚芽にある食物繊維・各種ビタミン、ミネラル、ビタミンBが摂取できません。また、精製された白い小麦粉製品の白パンも同様です。
玄米は完全食ともいわれ、常食することによって健康状態向上のためだけではなく、肌の調子が格段に良くなるという違いを感じることから、海外からの注目も高いスーパーフードのひとつとされています。
食感が硬くて苦手という場合には、白米換算全体量の2~5割を混ぜたり、胚芽米にかえたりするだけでも肌荒れ改善や対策に効果的です。
玄米は稲の種でもあるため、”アブシジサン(ABA)”とよばれる、発芽するまで抑制をかける因子を含んでいます。芽を出さないままABAが体内に入ると、細胞にダメージを与えたり、体内酵素の働きを低下させてしまったりするリスクがあるため、内部のABAを取り出す必要があります。春夏には洗米後約12時間、秋冬なら約24時間を目安に浸水しABAを排出させてから炊くようにしましょう。
2-3. point3│野菜は1日に350g、くだものは1日に1個食べる
主食改善の次に、摂取したタンパク質が新しい皮膚細胞の生成を行うためには、身体の機能を正しく整えるサポート成分を補う、野菜やくだものを積極的に食べることを意識しましょう。
特に、厚生労働省により1日あたりの摂取量が350gと推奨されている野菜は、からだや皮膚の状態を健康に保つため、毎日一定量を必ず摂取する必要があります。
具体的に、生の状態として
- ニンジン1/3本
- トマト1/2個
- ホウレンソウ1株
- 玉ねぎ1/3個
- キャベツやレタスなどの葉2枚
以上、すべてをまとめると普通のボウル1杯ほどが目安です。
料理にすると、
- ほうれんそうのおひたし70g
- 生野菜のサラダ中皿1杯70g
- 野菜いため130g
- 野菜の煮物70g
と、合計350gです。
1日1食のうち、1~4のうちを最低1つを取り入れるだけで肌荒れ改善には効果的です。例えば、市販の牛丼やかつ丼のほとんどに玉ねぎは1/3個が使われています。
バランスよく食べることが好ましいのですが、例えば、慌ただしい朝にはカフェでコーヒーとパンだけで済ませたり、ラーメンや寿司定食などの外食となるとうまくいかないこともありますね。
けれど、不足しているかな…。と感じた場合には、間食にプチトマトやスティックサラダをつまんだり、夕食などで補ったりすればOKです!
コンビニ弁当などは、なるべく野菜の惣菜が多く入っているものや、野菜たっぷりのサンドウィッチを選ぶようにしたり、別売りサラダ・野菜惣菜をプラスしたりするとよいでしょう。
一方、くだものに関しては、肌をすこやかに保つ効果のある成分を含むもの、を1日1個食べるようにしましょう。
以下に、各種ビタミン類や美肌に効果的な成分を含む、野菜とくだものを紹介します。
美肌に効果的なβ-カロテン豊富、にんじん
黄色野菜の代表格、にんじんが豊富に含んでいるβ(ベータ)-カロテンは、カサつく肌荒れ改善や、肌の調子を整えることに有効です。
1/3本を生のままスティックにして、好みのドレッシング・ディップ・マヨネーズで食べれば、朝食の1皿分はクリアです!
根菜であり、からだを温め、肌の血行促進効果もうれしい効果。
美肌&美白効果のリコピンたっぷりのトマト
トマトが豊富に含んでいるリコピンは、肌の美白とターンオーバーを促進する効果が期待できます。
- 生のまま1/2個をスライス
- 丸かじり
- プチトマト5~6個
好みのノンオイルドレッシングでも、こだわりの石塩などだけでもおいしく、1皿分をクリアできます。また、
- トマトジュース
- トマトカップスープ
- ケチャップ
- パスタトマトソース
- ピザソース
にもリコピンはしっかり含まれています。
2016年の日本カロテノイド研究談話会で、トマトジュースを摂取すると、紫外線で黒くなった肌がより白く回復することを確認できたと発表。
また、2011年の美容皮膚科学会で、トマトジュースを継続して飲むと小じわ改善が認められるという報告もありました。
美肌につながる栄養素のかたまり、アボガド
森のバターという代名詞を持つアボガドは、実はくだものに分類されます。
肌を保湿する必須脂肪酸のリノール酸、老化を防ぐ、抗酸化作用を持つビタミンEを含み、コラーゲンの生成の促進・免疫力を高める肌荒れ改善に優れた効果を持つ食材です。
半分に切って種を取り出し、スプーンでくりぬいて食べれば手軽に1個をクリアできます。
肌の調子を整えるビタミンCを含むレモン、美肌効果の高い発酵食品のしょうゆをかければさらに肌荒れ対策効果アップ!
ほかにも
- サラダ
- スムージー
- 寿司ネタ
など、さまざまなレシピに応用できる便利な食材です。
肌の調子を整える&美白効果の柑橘類・キウイ・りんご
くだものは、皮をむいてそのまま食べられるため、1日1個の必要量はかんたんにクリア!
オレンジ・グレープフルーツ・レモンなどの柑橘類は豊富なビタミンCを含み、肌の調子を整え美白効果があります。
また、キウイ1個には、レモン8個分のビタミンCに加え、肌細胞をつくる葉酸、美肌をキープするレモンの約7~8倍のビタミンEもたっぷり。
なかでも、スーパーフルーツともいえるのが、多くの美容専門家に“食べる美容液”といわれているほど、肌荒れ改善にはイチオシのりんごです!生で食べてもからだを冷やさないのも大きなメリット。
2-4. point4│発酵食品を1食にひとつ取り入れる
肌荒れ改善・対策、そして美肌をキープするなら、食生活に“食べるスキンケア”といわれる発酵食品を、1食に何かしらひとつ取り入れるようにしましょう。
ヨーグルト・酢・ビネガーなども代表的な発酵食品ですが、食品売り場を見回してみると、実にさまざまものがあることに気づきます。
発酵食品には、新陳代謝をアップさせる酵素や乳酸菌がたっぷりと含まれているため、肌のターンオーバーの活性化につながることに…。
また、ビタミンやポリフェノールなども含み、肌の美白・保湿効果も促進するというスペシャル食品です!
美肌をつくるイソフラボン豊富な納豆
肌のハリ・ツヤを保つ体内コラーゲンを増やし、細胞の新陳代謝機能を高め肌のターンオーバーを促進、さらに保湿力もアップと良いことずくめの納豆!
女性ホルモンのひとつ、エストロゲンに似ている化学構造と働きを持つイソフラボンを豊富に含み、ビタミンA/B2/B6/Cとともに肌や髪を生成し保護する役割を担い、ビタミンB1はホルモンバランスを正常に整えます。
1食1パックを目安に、そのままごはんにのせるほか、
- そうめんやうどんにトッピング
- 玉子焼きに加える
- いかと和える
などさまざまなアレンジができます!
素肌美人が多い韓国生まれのキムチ
韓国に美肌女性が多いといわれるひとつの理由に、毎日の食生活でキムチという伝統的な発酵食品を摂取していることがあげられます。
また、辛みのもとのとうがらしには、カプサイシンという成分を含み、からだを温め血行・代謝促進につながります。
通常、韓国料理店で出てくる品は約70~80gですが、小皿に1盛りの目安で十分です。平日でにおいが気になる場合には夕食に食べるのがおすすめ。
- 納豆をプラスして最強美肌メニュー
- 玉子と一緒にチャーハン
- キムチ鍋
など、自分なりのバリエーションを考えるのもいいですね。
日本人の定番発酵食品、味噌
大豆・米・麦などの豆類や穀類に、塩とこうじを加えて発酵させて作る日本の伝統食品のひとつです。
海外からもmisoとして認知度が高く、赤みそ・白みそ・西京みそ・田舎みそなど種類も豊富で、ゆず味噌など風味があるものも。
1日に1食は味噌汁を常食するようにしましょう。作るのが面倒なら、朝食やランチに生味噌を用いるインスタントやカップ味噌汁でもかまいません。
そのほか、
- 味噌おにぎり
- 味噌漬けの焼き魚や肉
- 味噌カツ
- 豆腐やこんにゃくの味噌田楽
- ふろふき大根味噌だれ
など、さまざまなバリエーションもたくさんあります。
いつものごはん+発酵食品で肌荒れ知らず!
美肌に効果の高い発酵食品は、しょうゆ・塩麹などの調味料をはじめ、ほかにも数多くあります。普段の食事で摂取しやすいものを以下に3つなどを、買い物の際に参考にしてみてください。
- 美肌のための乳酸菌たっぷり、高菜
- 乳酸菌が腸内環境を整え美肌に、ぬか漬け
- 米麹で肌のきめを整えるジャパニーズヨーグルト、白酒
2-5. point5│できるだけ美肌に効果的なものを常食する
続いて、できるだけ積極的に常食したい、肌荒れ改善・美肌に効果的なそのほかの食べ物を以下に紹介します。
メインのおかずに、タンパク質と美肌成分を含む鮭
鮭は本来白身魚に分類されますが、鮮やかなオレンジ色の身は、エサとなる小さなアミ類に含まれる、肌荒れ改善や美肌に効果的な、ビタミンEの1,000倍の抗酸化作用を持つ”アスタキサンチン”色素が定着したものです。
カニやエビは甲羅に現れますが、鮭にとっては筋肉になり、産卵の時に川を上る強い力を発揮!肌老化を防止するスーパーフードとしても注目され、良質な動物性タンパク質も豊富です。
- 刺身
- 寿司
- 鮭おにぎり
- 焼き鮭
- バターソテー
など、さまざまなメニューはどれも飽きがこないおいしさです。
女性ホルモンと似た成分で肌のツヤを促す豆腐・豆乳
畑の肉ともいわれる大豆には、女性ホルモンの分泌を促す美肌に効果的なイソフラボンや、良質な植物性タンパク質を豊富に含まれています。
大豆を水にひたして柔らかくなったものを、砕いて絞りだした豆乳を”にがり”を加え固めたものが豆腐です。
- 冷ややっこ
- 湯豆腐
- あげだし豆腐
豆乳を牛乳のかわりにシリアルにかけたり、青汁に混ぜたりしても美肌効果はより高まります。そのほか
- 豆乳鍋
- 豆乳シチュー
- 豆乳プリンやクッキーなどのスイーツ
などもヘルシーです。
医学博士からニキビに効くとお墨付き、マヌカハニー
皮膚や体内のバクテリア菌と戦う、チカラ強いマヌカハニーは多少高価ですが効果はバツグン!多くのセレブの間でもニキビを撃退できたと評判。
- パンに塗る
- 飲み物に入れる
- スイーツづくり
などのほか、塗り薬としても万能です。
ニューヨークの皮膚科医ハマーマン医学博士は、
「マヌカハニーは、ニキビの原因になる古い角質を除去、原因菌を壊滅させ、炎症を緩和する」
と述べました。
また、皮膚科専門医・美容外科クリニック設立者のアカヴァン医学博士からは、
「保湿成分がニキビを改善しニキビ跡の回復を促進させる」
というお墨付き。
睡眠の質を良くする効果によって、ゆっくり身体を休めることも美肌にプラスです。
3. 肌荒れ時に食べないほうがよい4食品
肌荒れや、ニキビなどの吹き出物が発生している時に、食べないほうがよい物は何でしょうか、以下におもな3食品について紹介します。
3-1. チョコレート製品
板チョコなどをはじめ、チョコレートを材料に使用しているケーキやエクレア、ムースなどもニキビや吹き出物には大敵です。
チョコレート製品の成分として、
- カカオマス(ココアバター)
- 砂糖
- 植物油脂、
- 全粉乳
- 乳化材(レシチン=大豆由来)
などと外箱などによく記載されているのを目にします。
主成分の、カカオ豆からできるカカオマスは約55%が脂肪分という、ココアバターを含んでいます。
ニキビの原因は、ホルモンバランスなどの乱れにより皮脂が過剰分泌されることです。
チョコレートを食べすぎると必ずニキビが発生するということにはなりませんが、既にニキビができている場合には、余分な脂肪を摂取することで悪化するリスクは高まります。
また、安価なチョコレートはカカオバターのかわりに、いわゆるサラダ油のような植物性油脂を加えている、いわば脂のかたまり!
カカオ90%などのチョコは、ご存じのように苦すぎておいしくないため、このあとにお伝えする脂肪の多いミルクなどの乳製品や白砂糖を大量に加えていることによって、さらに肌に悪影響を及ぼすことになります。
3-2. 白砂糖
普段、コーヒーに入れたり、飴やクッキー、ケーキなどスイーツに使用されている白砂糖は、サトウキビの持つミネラルや鉄分などからだに良い栄養素をすべて除去した「ただの甘い物質」です。
白砂糖を多く摂取すればするほど、もっと白砂糖を含んだ甘い物が欲しくなるという依存性につながるリスクがあります。
白砂糖を多くとることによって、
- ビタミンやミネラル不足に陥る
- からだが老化する”糖化(とうか)”の原因になる
- 腸内環境を悪化させ新陳代謝がおとろえる
- からだを冷やし血流の停滞をまねく
という状態が発生しやすくなるため、肌荒れが引き起こされます。
思い当たる場合があれば、いっさい白砂糖を断ってみると肌の調子が良くなるはず。
そのかわりに、ハチミツなどを飲み物に入れるなどして代用しましょう。
また、ヨーロッパでは砂糖といえば、砂糖大根からできている“てんさいしょ糖”を意味しますが、含まれるオリゴ糖が腸内のビフィズス菌を増やし、からだの老廃物をデトックスする効果も。
また、それらを用いたスイーツも多く販売されていますし、カンタンに手作りするのもヘルシーで気分転換にもなります。
3-3. 乳製品
牛乳をはじめ、牛乳からつくられる
- 生クリーム
- バター
- チーズ
- シチューのルーやホワイトソース
などは高脂肪であり、特にニキビや吹き出物などがある場合には避けたほうがよい食品です。
3-4. 小麦粉製品
小麦粉に含まれるグルテンは、テニスのジョゴビッチ選手やハリウッドセレブやモデルたちの間でも、グルテンフリー健康法が人気を集めています。
グルテンが消化吸収を妨げ、腸内環境を悪化させたり、鼻づまりを引き起こしたりすることが明らかになっているためです。
小麦粉はアレルギーの原因にもなりやすく、海外では約4人にひとりが実践しているともいわれています。
米粉を使用したベトナム・フォーになみならぬこだわりを持つ、俳優・タレントのデイーン・フジオカさんも小麦アレルギーです。
- パン
- パスタ
- ピザクラフト
- そうめん
- うどん
- 中華めん
- にくまんやあんまん
- スポンジケーキをはじめ小麦を使ったスイーツ全般
など、もはや小麦製品のない生活は一般的には考えられませんし、おいしいパスタやラーメンはおおいに楽しみたいもの。そのため、ガチガチではなくゆるく捉えるようにしましょう。
肌荒れの時には小麦粉製品をできるだけ避けて、米粉のパンやスイーツも多く販売されているので、代用して乗り越えられます。
控えめにするという意識を持つだけで、肌荒れ・アレルギー・花粉症の鼻詰まり対策になります。
4. 肌荒れ改善を目指す厳選食材スペシャルレシピ★3
肌荒れ改善・対策、美肌を目指すために効果的な食材を使った、カンタンに調理できる厳選レシピを3つ紹介します。材料はすべて1人分です。
4-1. 美肌効果速攻チャージ!豆乳×アボガド×りんごスムージー
材料(2杯分)
アボガド1個・りんご1個・豆乳200ml
作り方
- アボガドを半分に切れ目を入れ種を取り出し、りんごとともに皮をむきそれぞれ荒切りしておく。
- アボガド・りんご・豆乳をミキサーに入れ30秒回す。
4-1. 作り置きでいつも美肌スイッチON!にんじんマリネ+りんご
材料
室温のりんご1/2個・にんじん1本・酢小さじ1/2・レモン汁こさじ1/2・マヌカハニーorてんさい糖(なければ普通のハチミツ)小さじ1/2・塩少々・オリーブ(サラダ)オイル小さじ1/2
作り方
- にんじんはよく洗い、皮つきのまま好みの厚さにスライス。
- ボウルに酢・甘味料・塩・オイルを入れドレッシングを作り、にんじんを入れ10分ほど漬けておく
- りんごもよく洗い、皮つきのまま好みの厚さにスライスし、皿に並べにんじんマリネをのせる。
4-3. 美肌づくり&保湿効果!サーモンアボガドディッシユ
材料
サーモン刺身用orスモークサーモン150gほど・アボガド1/2個・豆腐(おぼろ豆腐など)40g・ミニトマト3個orトマト1/4個・レモン1/4個・しょうゆ適宜
作り方
- アボガドを半分に縦切りし皮をむく。サーモンとアボガドを好みの厚さにスライス、ミニトマトは半切、レモンは1/4切り。
- 小松菜を洗ってラップに包み電子レンジで20秒加熱。
- 皿に1と2を盛り付け、豆腐を好みの形で添える。レモンとしょうゆをかける。
5. 食べ物で対策無理ならサプリ・ドリンクでサポート!
食べ物で栄養素を摂取することがもっとも望ましいのですが、慌ただしい朝や、残業などで疲れて帰ってきた日には、買い物や調理をおこなう時間や気力もなかったり、面倒に思ったりすることも実際よくあります。
また、毎日の勤務時のランチや外食では、肌に好ましい栄養がバランスよく取れない場合も。そんな時には、無理せず手軽で即効性が期待できるサプリメントやドリンク剤でサポートしましょう!
そのぶん、十分な睡眠や休息をとったほうが、肌の回復力も高まります。次におすすめのサプリ・ドリンク別にお伝えしていきます。
5-1. 肌荒れ改善・美肌を目指すサプリメント
まず、肌荒れサポートにぴったりのサプリメントをふたつ紹介します。
ポーラ/ホワイトショット インナーロック タブレットIXS
どこでもいつでも美白&美肌を目指せるサプリ
身体や皮膚を健やかに保つため、強いパワーを発揮するインドの植物由来成分ミクロブランノールEX、また、肌のアンチエイジングのための抗酸化酵素を含むメロングリソディン配合。
インナービューティとしてからだの中から、全身美白・肌荒れなどのトラブルを防止することが期待できます。180粒、16,500円(税抜)のおトク用あり。
価格:6,200円(税抜)
内容量:60粒
成分:インドキノキ抽出物・還元麦芽糖水飴・桃の花エキス・ローズマリー抽出物・ヤマモモ抽出物・ヨモギエキス・メロン抽出物(デキストリン[小麦を含む]/小麦グリアジン、メロン濃縮物)・結晶セルロース・ビタミンC・シクロデキストリン・ヒドロキシプロピルメチルセルロース・ステアリン酸カルシウム・微粒二酸化ケイ素・糊料(カルボキシメチルセルロースカルシウム・プルラン)・ビタミンE・着色料(二酸化チタン・クチナシ)・グリセリン脂肪酸エステル・カルナウバロウ
画像出典元:楽天市場
ツイート紹介
@mihxoxo ホワイトショットは美白というより本当肌綺麗になるよ!刺激もないし乾燥もしないし!最高!
— mah 🐥 (@miritter_) February 5, 2016
ライオン/ペアA錠
老廃物の蓄積に着目!大人ニキビ・肌荒れ改善効果を促す医薬品
消炎・肌荒れに効果のあるハトムギの種、生薬ヨクイニンエキス配合。グルクロノラクトンやL-システインも含み、解毒作用を持つ肝臓機能をサポートし、ニキビ・肌荒れ緩和・肌のターンオーバー効果に働きかけます。
ビタミンB2は皮脂の過剰分泌をおさえ、ビタミンB6はニキビ跡のケアに効果的です。120錠・2,700円(税抜)サイズもあります。
価格: 1,440円(税抜)
内容量:60錠
成分:グルクロノラクトン・ヨクイニンエキス・L-システイン・リボフラビン(ビタミンB2)・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・トウモロコシデンプン・ヒドロキシプロピルセルロース・セルロース・ステアリン酸Mg・フマル酸・ステアリン酸・ポリビニルアセタールジエチル・アミノアセテー
ト・ヒプロメロース・酸化チタン・三二酸化鉄・マクロゴール
画像出典元:LIONペアA錠公式サイト
ツイート紹介
【結果】
飲み始めて1週間
効果あったぁ🎊🙌
飲んだ次の日からあごのニキビが小さくなって、
今ではスッカリ無くなった!
薬の効果凄い!
早く飲んでおけば良かった😣#PAIR #ペア #ペアa錠#大人ニキビ #ニキビ #吹き出物#肌状態改善 #肌荒れ pic.twitter.com/LuUeAESS38— ஐゆこஐ (@512love702) November 5, 2017
5-2. 肌荒れ改善・対策と美肌を目指すドリンク剤
続いて、女性から人気が高いおすすめの美容ドリンク剤をふたつ紹介します。
資生堂/ザ・コラーゲン エンリッチド ドリンク
2017年美容ドリンク第2位!オリジナル美容特許成分配合
30年以上のコラーゲンを研究してきた結果、コケモモとアムラとよばれる果実の組み合わせが美肌をつくるために、即効的な力を持っていることが分かりました。
2017年ベストコスメ読者編の、年間美容ドリンクランキング2位になったこともあり、肌荒れがひどい時などの救急対応として期待できます。
価格:400円
内容量:50ml
成分:コケモモ+アムラ果実・低分子フィッシュコラーゲン・モイスチャーペプチド・セラミド・エラスチン・ヒアルロン酸・コエンザイムQ10・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンB2・ビタミンB6・黒胡椒抽出物
画像出典元:公式The Collagen
ツイート紹介
大好きな資生堂 さんの #ザ・コラーゲン
モニターで3ケースで頂きました !!#キレイのピンチ
肌の調子がすこぶるいいです!!
飲むのと飲まないとでは化粧ノリが明らかに変わります!
飲みやすし味ですし、ノンカフェインも嬉しいです☆ pic.twitter.com/ksrad5GlGx— いし (@micky0812) January 24, 2017
エーザイ/チョコラBB リッチセラミド
2018美容ドリンク第1位!おいしいラ・フランス味
肌のうるおいいをしっかりとキープする米由来、グルコシルセラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・ビタミンB6などがタップリ配合されています。
2017年ベストコスメ読者編の、年間美容ドリンクランキングで第1位を獲得した、おいしい&おしゃれなラ・フランス味が好評。
価格:298円(税込)
内容量:50ml
成分:米由来グルコシルセラミド・コラーゲンペプチド・ヒアルロン酸・ヒアルロン酸ナトリウム・ナイアシン・ビタミンB6・コラーゲンペプチド(国内製造ゼラチンを含む)・エリスリトール・果糖・はちみつ・米胚芽抽出物・酸味料・香料・保存料(安息香酸Na)・ナイアシン・甘味料(スクラロース・アセスルファムK)・ビタミンB6
画像出典元:amazon
ツイート紹介
2016年10月に発売されたドリンクタイプの機能性表示食品😊
米由来のグルコシルセラミドで肌の潤いを逃がしにくく!
ラ・フランス味で8.2kcalと低カロリー♡ノンカフェイン✨
飲むセラミドで全身ケアです💡#RSP58 #サンプル百貨店 #エーザイ #チョコラBBリッチセラミド pic.twitter.com/Kcqqvfrh57— poyo (@poyohiyo) September 29, 2017
6. まとめ
自分自身をそのまま正直に表すのは、何と言っても素肌!ハリ・ツヤのある健康的な肌は、毎日の食べ物で作られることは事実です。肌荒れは、からだが発する危険シグナル。
「また肌荒れ?もうめげそう…。」というダメージやストレスを振り払い、そんな時にこそ、今、自分のからだに不足している、また求められている栄養とはいったい何だろう?と、考えてみましょう。
そして、まずはさっそく近くのスーパーマーケットや、コンビニの食品を見にいってみませんか?
しっかりと自分のからだに向き合い大切にケア&サポートすれば、肌もよろこびハリ・ツヤ・しっとりというサインで答えてくれます。
自分を守るということは、自信のもてる自分に変わっていくプロセス。そしてまわりにもその気持ちは同じように広がってゆきます。
こころとからだはひとつです。毎日の小さな食生活の努力が美肌へとつながります。