【医師監修】赤ら顔の原因は病気かも?身体とお肌が病気が関係します

【監修】三宅 真紀先生

白衣を着た男性の画像

何もしていなくても常に顔が赤らんでいる赤ら顔。

実は、赤ら顔と病気は密接な関係にあります。ですが、病気といっても肝臓などからくる身体の病気によるものもあれば、毛細血管拡張症やアトピー性皮膚炎などの肌の病気によるものもあります。

まずは自分の症状はどの病状に近いのかを見極めていただき、疑いのあるものがあれば、医師に相談するなどして、早め早めにケアをしていきましょう。

 

1. 赤ら顔って病気なの?

赤ら顔とは、皮膚に現れる症状のうちの一つで、文字通り「顔が赤くなる」ことをいいますが病名ではなく、総称として呼ばれています。

赤ら顔にはタイプがあり、身体の病気からくるもの、肌の病気からくるもの、肌の特徴によるものがあり、それぞれ原因や対策はさまざまです。

まずは自分の赤ら顔がどのタイプかを知ることが大切です。

そしてそのタイプにあった赤ら顔対策をすることが赤ら顔を改善する近道になりますので、ご自身の肌状態をしっかりと見極めていきましょう。

 

2. 身体の病気によるもの

2-1. 糖尿病

糖尿病とは

糖尿病とは、インスリンというホルモンの低下によって高血糖が慢性的に続く病気のことです。

糖尿病の症状ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がないため、検査で血糖値が高かったり、治療が必要といわれたことがあっても、そのまま治療を受けない人が多く、発見が遅れることがあるようです。

また、気がつかず、そのままにしていると血管にも悪影響を及ぼし、さまざまな合併症が起こる可能性があるので、血糖値が高い方は注意が必要です。

赤ら顔との関連性

糖尿病の影響による代表的な皮膚疾患に【糖尿病性潮紅】という病気があります。

高血糖によって末梢の細い血管がダメージを受けた結果、赤ら顔になったりする症状です。顔以外にも手のひらや足の裏、手足の指が赤くなる場合もあります。

顔以外に、手のひら・足の裏などに赤みがあり、血糖値が高い方は糖尿病を疑ってみましょう。

参照元:Eur J Dermatol. 2016 Jun 1;26(3):260-4. doi: 10.1684/ejd.2016.2748.

 

2-2. 高血圧

高血圧とは

高血圧というのは、血圧が高いという病態です。たまたま測った血圧が高いなどではなく、高血圧は、くり返して測っても血圧が正常より高い状態です。

くり返しの測定で診察室血圧で最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。

高血圧は重症になるまでほとんど自覚症状のない疾患であるため、放置されてしまう場合もありますが、たとえ症状がなくても、血圧が高ければ治療を受けるようにしましょう。

赤ら顔との関連性

高血圧の症状のひとつに「顔がほてるように暑くなる」というものがあります。

高血圧になると、心臓から血液が大量に押し出され、一時的に頭に血がのぼった状態となり、顔や頭がほてった状態となります。

また、自律神経失調症からくる高血圧などもあります。

自律神経は血圧をコントロールする役割があるため、自律神経の乱れによって、ほてりなどの症状が出ることもあるようです。

顔がほてるように暑く赤ら顔、血圧が高めという場合は、高血圧を疑ってみましょう。

 

2-3. 多血症 (赤血球増多症)

多血症(赤血球増多症)とは

血液中の赤血球数が異常に多くなる病気です。

主な症状は、頭痛やめまい、のぼせた状態やほてり感が起きやすくなります。

その他、血液粘稠度が高まることで、血液の流れが滞りやすくなり、場合によっては高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などに至ることもあります。

赤ら顔との関連性

赤血球が増えすぎるために血液がドロドロになり、流れが悪くなることが原因で、顔の皮膚に赤みや全身にかゆみが出ることもあります。

多血症は、発症しても症状が出ないことも多く、健康診断などで偶然発見されることが多い病気です。

そのため、定期的に血液検査を受けることが重要となります。

 

2-4. 肝硬変などの肝臓病によるもの

肝硬変とは

肝硬変は、ひとつの独立した病気というより、いろいろな原因で生じた慢性肝炎などが進行しを悪化した結果、肝臓が硬く変化し、肝機能が著しく減衰した状態をいいます。

赤ら顔との関連性

肝硬変は、肝臓機能が大きく低下したときにクモ状血管腫という特徴的な症状があわられます。

クモ状血管腫とは、赤いちいさな隆起が起こり、そこを中心として蜘蛛の足のように赤い毛細血管が拡がるものです。

どちらかというと男性に多く見られ、顔、首、胸、背中、上腕などの上半身に現れるのが特徴です。

肝硬変は、クモ状血管腫以外で、よく指摘される症状に「手掌紅斑」(しゅしょうこうはん)があります。これは、手のひら全体ではなく、部分的に赤くなり、そこに赤紫の小さな斑点が混じるのが典型的な手掌紅斑です。

顔にクモ状血管腫があり、手掌紅斑がある場合は、肝硬変を疑ってみましょう。

 

2-5. カルチノイド症候群

カルチノイド症候群とは

カルチノイドがつくり出すセロトニン、ヒスタミン、ブラディキニンなどの化学物質によってひきおこされる症候群のことです。

赤ら顔との関連性

カルチノイドがつくり出すヒスタミンによって、皮膚の毛細血管の平滑筋が拡張することにより血流が増えて皮膚が赤くなり、皮膚の紅潮の症状が起き、赤ら顔になることもあります。

その他、カルチノイド症候群では、下痢、むくみ、喘息のような発作が生じるため、赤ら顔以外にこのような症状がある場合は、カルチノイド症候群を疑ってみましょう。

 

2-5. 膠原病

膠原病(こうげんびょう)とは

膠原病とは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が共通してみられます。

 女性に多く見られる病気で、比較的若い女性の原因不明の発熱として発見されることが多いです。

赤ら顔との関連性

「膠原病」自体は病気ではなく複数の病気の総称であるため、それぞれの病気ごとに細かい症状は異なり、初期症状も人それぞれ違いはありますが、肌が敏感になり、日光を浴びたりすると発赤するといった症状がでることもあります。

その他、発熱、関節や筋肉の痛み、リンパ腺の腫れ、しびれなどの症状があるようであれば、膠原病を疑ってみましょう。

 

3. 身体の病気以外の赤ら顔チェックリスト

上記でご紹介した身体の病気が該当しない方は、身体の病気以外の赤ら顔になっている可能性があります。

自分がどのタイプの赤ら顔なのをかをチェックしてみましょう。

各症状については、4,5章で詳しくご説明しています。

お肌の病気によるもの

A 赤みがあるのは額、鼻まわりなどの皮脂が多い箇所
ニキビのような湿疹ができている
かゆみがある
赤みがある部分はカサカサもしている
部分的に皮が剥けている
B アトピーを起こしやすい体質
乾燥肌である
湿疹がある
額、目まわり、口まわりなどに赤みが出やすい
赤みがある部分はかゆみがある
C ニキビのような湿疹がある
鼻・頬・額などが赤くなっている
赤みの部分はほてり、かゆみがある
皮膚が脂っぽい
30代以降になってから発症した
D 細かい血管が肌表面に透けてみえる
くもの巣状に血管が浮き出ている
鼻まわりや頬によくみられる
皮膚が乾燥して敏感
かゆみがある

肌の特徴によるもの

E 肌が薄い
化粧品がしみる・ピリピリ刺激を感じたことがある
化粧品をつけて赤くなったことがある
乾燥して粉をふくことがある
汗をかくとかゆくなる
F 慢性的にニキビを繰り返している
ニキビ跡が残りやすい
ニキビ自体が赤くなっている
赤みのある部分は触れると痛い
肌質は乾燥肌よりも脂性肌より
G 乾燥している
肌が薄い
毛細血管が透けている
赤みが出やすいのは鼻や頬
かゆみ・ヒリヒリとした刺激を感じることがある
H 人に注目されると赤くなる
人前に出て話をする場面で赤くなる
赤面の症状だけではなく、声が震えたり、どもってしまう
友達と話していて、自分に話題が振られた途端に赤くなる
異性に話しかけられるとすぐに赤くなる
I 顔が突然火照る
理由がないのに動悸がする
暑くないのに汗が出る
イライラしたり、怒りっぽくなったりする
生理の周期が不規則になったり、量が少なくなった

 

4. お肌の病気

4-1. 脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は脂漏性湿疹と呼ばれる湿疹のひとつです。

皮脂腺が多く皮脂の分泌の多い頭皮や顔(特に鼻の周りなど)に起こりやすく、かゆみをともない、赤くなったり、皮膚が荒れてカサつき、ベラベラとはがれてくる場合もあります。

 

4-2. アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症を伴う疾患であり、赤ら顔の原因としては炎症による赤みが原因です。

炎症の程度はアトピーの症状段階によって異なってきますが、乾燥による赤みや、重症なものだと「腫れ」を伴う炎症で赤みがでてきます。

また、耐えがたいかゆみで、掻きむしるなどの刺激による赤みが原因になることもあります。

 

 

 

4-3. 酒さ

「酒さ」は慢性皮膚疾患のひとつで、鼻、頬、額、口まわりなど、顔面に赤みやほてり、かゆみなどが出て、長期間にわたって赤みが引かないことが特徴です。

酒さは診断が難しく、中年以降に顔面に生じる原因不明の慢性炎症性疾患と言われています。はっきりとした原因や因果関係が解明されていない疾患のため、医師によって診断が異なり治療方法も様々です。

 

 

 

4-4. 毛細血管拡張症

毛細血管拡張症とは、皮膚の真皮の毛細血管が拡張したもので、血流が通常にくらべて増加した状態で皮膚が赤くなることをいいます。

毛細血管拡張症の原因はまだはっきり解明されておらず、自律神経の乱れや気温差によるもの、食生活などが要因ではないかといわれており、酒さと同じく、医師によって診断が異なる疾患です。

 

 

 

5.肌の特徴によるもの

5-1. 敏感肌

敏感肌の人は表皮が薄いことが多く、外部からの刺激が真皮へ届きやすいため、赤ら顔の症状が起きやすくなります。

原因は、肌に合わない化粧品やアレルギー、肌の乾燥などの刺激でも肌の表皮が薄いため、見えないはずの毛細血管の色が透けて赤くみえるようになるのです。

 

 

 

5-2. ニキビ・ニキビ跡タイプ

ニキビによって赤ら顔になるのは、慢性的に繰り返しできる赤ニキビによるものです。その他ニキビ跡が赤く残り赤ら顔に見えることもあります。

毛穴で炎症を起こした赤ニキビは、ニキビ跡が残りやすく、ニキビができた周辺の皮膚が炎症によって赤くなります。

赤ニキビが完治する前に次のニキビができて炎症を起こして悪循環を繰り返すと、真皮や皮下組織にまでダメージを与えて色素が沈着して、その周辺が赤く見えてしまい赤ら顔になってしまいます。

 

 

5-3. 菲薄化

菲薄化(ひはくか)とは皮膚が薄くなることをいいます。皮膚が薄くなることで、毛細血管が赤みが透けて見えるため、赤ら顔になります。

皮膚が菲薄化してしまう主な原因は、加齢による女性ホルモンの減少といわれています。

 

 

5-4. 赤面症

赤面症は、対人恐怖症の中でも、特に多く見られる症状のひとつになります。赤面恐怖症、赤面恐怖、赤面癖ともいい、人前で緊張すると顔や耳の辺りが赤くなる症状です。

赤面症は緊張・不安・恐怖に伴う交感神経の活性によって生じる身体変化のひとつになります。

 

5-5. ホットフラッシュ

40代以降の女性の更年期障害に伴い、温度変化や物理的な変化に影響され、皮膚に近い部分の血管が拡張して顔が火照り、両頬から顔全体にかけて赤くなりやすくなる症状です。

ホルモンバランスや自律神経の乱れによりホットフラッシュの症状がおきます。

 

6.まとめ

ご自身がどのタイプの赤ら顔か見極めることはできましたか?

症状によっては、体質的な治療が必要ないものもあれば、今すぐ病院へ相談に行くべきなものなどもあり、赤ら顔はタイプによって大きく原因・対策が異なる症状です。

特に身体の病気が隠れている場合などは、その重大さに気がつかず、つい見過ごされがちです。

 今の症状が比較的軽めで病気ではない場合を除いては、不安な要素があるようであれば、すぐに医師に相談することをおすすめいたします。

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【監修者】三宅 真紀先生

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