「夏でも白い肌を保ちたい。でも強い日焼け止めを使うと肌が荒れてボロボロになってしまう」そんなお悩みをお抱えの方、いらっしゃいませんか?
ここでは、特に難しい敏感肌の方の日焼け止めについてご紹介いたします。
塗り方・落とし方・日焼け止めの選び方など、敏感肌の方ならではの日焼け止めの使いかたのポイントをご紹介。肌にストレス無く日焼け止めとうまく付き合う方法を見つけてくださいね。
気になる紫外線吸収剤の成分表示もピックアップしています。こちらは敏感肌の方なら購入時に必ず確認すべき項目なので要チェクです!
目次
1. 敏感肌の日焼け止め選びのチェックポイント
敏感肌の方は、なるべく肌に負担の少ない日焼け止めを選ぶことが重要です。
肌に負担の少ない基準としては下記の3項目を頭に入れておくと良いでしょう。
・紫外線吸収剤を使用していないもの(ノンケミカルタイプ)
・無添加・無香料・無着色のもの
・お湯や石鹸で簡単に落とせるもの
紫外線吸収剤と表示はされておりませんので、下記の成分が入っているものは避けたようが安心です。
■よく目にする紫外線吸収剤の成分表示
・t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン ・アミルジメチルPABA ・イソプロピルケイヒ酸エチル ・オクチルジメトキシケイヒ酸 ・オクタン酸グリセリル ・オクチルトリアゾン ・オリザノール ・グアイアズレンスルホン酸エチル ・グリセリルPABA ・サリチル酸オクチル ・サリチル酸グリコール ・サリチル酸フェニル ・ジイソプロピルケイヒ酸エチル ・ジイソプロピルケイヒ酸メチル ・シノキサート ・ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジン ・ジメチルPABA ・ドロメトリゾール ・トコトリエノール ・パラメトキシケイヒ酸イソプロピル ・プロピオン酸オクチル ・ホモサレート ・メトキシケイヒ酸オクチル ・PABAエチル ・PABAオキシベンゾン |
2. おすすめ日焼け止め
敏感肌の方でも安心して使用出来る日焼け止めをご紹介します。
2-1. 敏感肌向け日焼け止め
敏感肌の人は肌がとてもデリケートなので、大前提としては、紫外線量の多い10時から15時の外出は避けた方がいいでしょう。
日焼け止めは赤ちゃんでも使えるような優しい成分を使う必要があります。選ぶ際には、ノンケミカル(紫外線防止剤不使用)、無添加、石鹸で落とせるものをチョイスしてください。
洗濯や買い物など日常使いにオススメの日焼け止めはこちらです。
ロート ベビーセバメド UVミルク
内容量:28g
価格:1,000円(税抜)
SPF16/PA++
※紫外線吸収剤不使用/アルコール不使用/弱酸性
アトピタ 保湿UVクリーム
出典:http://www.tampei.co.jp/atopita/
内容量:30g
価格:850円(税抜)
SPF29/PA++
※紫外線吸収剤不使用/アルコール不使用/無香料/無着色/無鉱物油/パラベンフリー
2-2. アウトドアでも使える日焼け止め
敏感肌の方は、長時間紫外線に当たると肌がかぶれたりするので、アウトドアやビーチでは特に注意が必要です。汗や摩擦でも取れやすいので、二時間に一度のこまめな塗り直しはマストです。
こちらでは、肌に優しいだけでなく、長時間塗っていても肌に負担をかけずに紫外線をカットでき、屋外でも役立つ効果の有る日焼け止めをピックしています。
キャリネス ベビー&キッズUVケアクリーム
出典:http://www.calinesse.co.jp/
内容量:50g
価格:3,200円(税抜)
SPF25/PA++
※紫外線吸収剤がマイクロカプセルに包まれているので直接肌には触れないが、紫外線カット効果は大
ママバター UVケアミスト アロマイン
内容量:90g
価格:1,700円(税込)
SPF20/PA++
※紫外線吸収剤不使用/鉱物油不使用/合成香料不使用/パラベン不使用
※ハーブ配合のため虫除け効果も期待出来る
2-3. コスパで選ぶ敏感肌用日焼け止め
毎日使うものだからこそ、肌に優しくかつ経済的だったら申し分なし。
値段を気にせずたっぷり使えるコスパの高いものをご紹介します。
花王 ニベアサン プロテクトウォータージェル こども用
内容量:120g
価格:680円(税抜)
SPF28/PA++
※ノンアルコール・無香料・無着色
パックスベビーUVクリーム
出典:http://www.taiyo-service.co.jp/
内容量:30g
価格:600円(税抜)
SPF17/PA+
※紫外線吸収剤不使用/合成界面活性剤不使用/無添加/無香料/無着色
3. 日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めは、ただ塗ればいいというものではありません。塗り方によって効果が半減する場合もあるので、効果が最大限に生かされるつけ方を知る必要があります。
3-1. 日焼け止めの正しい付け方
洗濯や買い物などの日常生活にはSPF15、PA+程度で十分です。
紫外線防止効果が高いものはその分肌への負担も大きくなるので、必要以上に数値の高いものは使わないようにしましょう。
Q:SPFって何?
UVBの紫外線をカットする効果を示す数値です。
SPF15 SPF30など数字があり、数字が高くなるにつれて紫外線カットの効果が高くなり、肌への負担も大きくなります。
※「 UVB」とは皮膚を一気に赤くさせ、数日後に皮膚を黒くする波長の短い紫外線のこと
Q:PAって何?
UVAの紫外線をカットする効果を示す数値です。PA+ PA++ PA+++ の三段階に分かれていて、+が多いほど効果が高くなります。
※「 UVA」とは、地表に到達する紫外線の99%を占め、皮膚に日光が当たるとすぐに肌の奥の真皮や角質層に影響を与え、肌を黒くする波長の長い紫外線のこと
Q:塗り方のポイントはあるの?
塗りムラを作らないのがポイントです。厚く塗るよりは、薄くまんべんなく塗り、重ね付けする方が紫外線防止効果が高くなります。
耳の後ろ、うなじ、顎の下、手の甲などの塗り忘れにも注意してくださいね。
Q:何時間おきに塗ればいいの?
SPF1で20分の日焼け止め効果があるので、SPF15を塗った時には5時間効果が持続します。ただ、汗をかいたりすることを念頭に入れ、3時間おきには塗り直すと安心ですね。
3-2. 日焼け止めのクレンジング方法
ゴシゴシ落とすと肌に負担がかかるので、ぬるま湯で優しく洗うのがポイントです。
STEP1 毛穴を開かせる
湯船に入って蒸気をたっぷり当てたりホットタオルをのせたりして、毛穴を開かせておくと日焼け止めが落ちやすくなります
STEP2 ぬるま湯を使う
たっぷりのぬるま湯で、まずは肌表面のホコリを落とすように優しく洗い流しましょう。手で絶対にゴシゴシこすらず、ここでは顔を濡らす程度で大丈夫です。
STEP3 円を描く
泡立てた石けんを手のひらにのせ、肌を石鹸の泡で、擦らず優しく、円を描くように肌を滑らせながら落としてください。しっかりと泡立てて円を描くようにすることで、肌への負担が軽減します。
ポイントは絶対に擦らないこと!
3-3. 日焼け止めの使用期限とは
未開封の日焼け止めであれば3年、一度開封したものは室内の日の当たらない場所での保管方法であれば1年前の日焼け止めでも使用は可能です。ただ、開封時や塗った時に、中身が分離していたり、変色していたり、異臭がするようであれば使用は避けてください。
ミルク・ジェル・クリームタイプの日焼け止めの使用期限
未開封のものであれば3年、一度開封したものは1年以内に使用しましょう。
※未開封のものでも、店頭に長期間保管されている場合もあるので、購入後2年以内に使い切るのが理想です。
スプレータイプの日焼け止めの使用期限
スプレータイプは、未開封・開封後であっても3年は使用可能です。ミルク・ジェル・クリームタイプより 期限が長めなので、あまり使用しない方はコチラのほうが経済的です。
無添加タイプの日焼け止めの使用期限
防腐剤を使用していない無添加化粧品の場合は、使用期限は短くなります。
未使用で1年、開封後は半年以内に使いきるのが理想です。使用期限の記載がされているものはその指示にしたがって使用してください。
4. うっかり日焼けした時の対処法
Q:うっかり日焼けをしてしまいました。どうすればいいですか?
1、冷やす
2、保湿
の順で素早く行う事!
冷やす
日焼けは肌のやけどのことです。まずは冷やして炎症を抑えることが必要です。ビニール袋に氷を入れたり、保冷剤を使ったりして、早急にそして効率的に赤みが引くまで繰り返し行うことが重要です
保湿
赤みがある程度なら火照りが収まったらすぐに化粧水をたっぷりつけてください。
コットンの繊維が肌を刺激する可能性があるので、手のひらで優しく肌に入れ込みましょう。
肌がヒリヒリとする時は、ワセリンなどの軟膏を塗りましょう。ヒリヒリが落ち着いたら、化粧水で肌にたっぷりと水分を入れ込みましょう。
日焼けした後の肌は水分不足になっていますので、いつもよりたっぷりと化粧水をつけることが必要です。
5. まとめ
肌がデリケートな敏感肌の方でも、躊躇せずに日差しのある屋外で思いっきり楽しめるよう、おすすめの日焼け止めをご紹介いたしました。
選びかた、つけ方、落とし方など、ポイントさえ押さえれば、肌に負担をかけることなく日焼け止めを使用することができます。オフした後は、しっかりと保湿をして紫外線の強い季節を乗り切りましょう。